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熊本行

ああ、またもやエネルギーの借金返済に追われた1週間が過ぎた。ゼランドさん私はどうしようもないスーダラ男です。宵越しの金もエネルギーも持たないヤツにトランサーファーを気取る資格はありますか?

熊本の幣立神宮でのイベントも無事終了っても私はただ飲んでただけか。

前の晩に熊本城の近くでパワースポットの企画でお世話になった神主の天野雅道氏と会食したのだが、酒を飲まない氏と別れてからがいけなかった。飲み足りなかったのでちょいとひとりでもう一杯のつもりだったのだが、案の定いつのまにやらはしご酒。気がつきゃ居酒屋の店主と意気投合し…ハッと目覚めたホテルの部屋。遅刻しちゃまずいとあわてて市電に乗って熊本駅へ。

市電の狭い向かい合わせのボックス席で二日酔いの頭を抱えているとチューリップハットをかぶったおばあちゃんが私の前に座った。言っちゃあなんだがいかりや長介にそっくりで、首をぶるぶる左右に振って何ごとか話し出す。…とっとよ、だけん…と熊本弁でまったく脈絡のないことをえんえんと話している。向かいには私しかいないので、私に何か話しかけてるのかとも思ったが、完璧にひとり言のようだ。周りの乗客は聞こえないことにしてる。おばあちゃんのひとり言が続く中、市電はかろやかに駅に向かう。するとまた別のおばあちゃんが乗り込んできた。空いてる席がちょっと離れていたからか、市電が走り出すとおばあちゃんは私のそばのポールにつかまって移動しようかどうか迷っているふう。体がしんどかったが席を譲ろうとすると、私の後ろのほうの席から「ばあさん!こっちに座りなよ!」とデカイ声が。何だ?と見ると、ま緑のTシャツにカーキ色の作業ズボンにまっ白い長靴をはいた真っ赤に日焼けしたコボちゃんヘアを短くしたようなオヤジが目を三角にしてガナっている。「こっち!ここここ!」と立って自分の席を指さしている。おばあちゃんは、コワイからあっちいこ、とつぶやいて離れたほうの席へ。「ばあさん!遠慮すんなよ!」とまたもやオヤジはデカイ声で叫ぶが、おばあさんが別の席に座るのを見ると、なんだよ、オレのおふくろみてえだからさ、とかなんとかつぶやきながら席に座った。

なんとなく親近感がわいてオヤジを観察していると、ぶつぶつ言いながらビニール袋から「かのこ」の900ml紙パックを取り出して包装をはいでグビグビと飲みだした。おおーっ!と出かかった声を飲み込んで、これは夕べの続きかしらと思ったがやはり朝の10時だった。恐るべし熊本。オヤジは手元のビニール袋を落として中の柿の種や飴玉を床にばらまいたり、回収し忘れた飴玉を隣のおばさんに拾ってもらって根本敬ばりのイイ顔系の笑顔を見せたり、財布の中身を確認してみたり(きっと駅でまた飲むのだろう)しながら快調に終点まで飲み続けた。駅に着くと、オヤジはタバコをくわえビニール袋をゆらゆらさせてどこぞへと(たぶん酒飲みに)歩いて行った。私は後ろ髪を引かれる思いでオヤジに背を向けて駅へと向かったが、たまらず振り返るとオヤジはもう小さくなっていた。緑のTシャツと白い長靴がヤケにまぶしい。ううぅ、一緒に飲みたいと思ったがさすがにそれはまずい。若いころ(ほんとは今も)、よく酒場で知り合ったイイ顔系のオヤジと飲んだ。一緒にクラブに行って踊ったこともあったが、オヤジの踊りは阿波踊りなのか盆踊りなのかどこかの部族の踊りなのかわからない踊りで、周囲の客を思いっきり引かせた。朝方、家に連れてきたときはカミさん怒ったね。寝てるのをいいことにオヤジの背中を蹴飛ばしてたもんなあ。

そんなことを思い出しながらなんか飯でも買おうと駅の階段を上ったら、階段の下の薄っ暗いスペースでおばあちゃんがウンコ座りしてアメリカンドッグを食っている。よく見たら市電で正面に座っていた首振りおばあちゃんだった。

豊肥線の車内で弁当を食って立野に着くと周りは山しかない。さて、どうやって幣立神宮に行くんだっけと思案してると、駅前にポツンと峠の茶屋が。小雨の中、小走りに茶屋に入ると店のおばあちゃんと客のおじいちゃんが飯食ってる。ここから幣立神宮に行くにはタクシーしかないと。それかトロッコ列車で高森まで行って、そこからバスかタクシー。トロッコ列車か…とつぶやいたら、おじいちゃんが、46分!と叫ぶ。15分後だ。それで行こうと礼を言いかけたら、アンタ、昼ごはん食べて行かんね? とおばあちゃん。見るとうまそうなおにぎり弁当がある。梅干しと野沢菜とこんぶの小粒のおにぎり3つと鳥の唐揚げ、玉子焼き、かまぼこ。素朴な田舎弁当だ。「すみません、もう食べました」「売れ残ったとよ。今日は雨でお客さんが来んかったけん」うーむ。せめて水でも買おうとしたら、オヤジの客がひとり入ってきた。「けんちゃん、昼食べてかんね?」みんな地元民らしい。けんおじさんは何も言わずに割箸を受け取った。「じゃあ、オレもひとついただいていきますわ」私もなんとなく流れで弁当を取って代金を払うと、おじいちゃんたちがワハハと笑った。

トロッコ列車でおにぎりを食うと、これがしょっぱい。梅干しなんかもじょりっとする塩がまぶしてある。でもうまい。これは山田さんのブログにある通りだ。私も先にバカボンさんの情報を得ていたら、「も!」と言ったのに。高森に着いてタクシーで幣立へ。二日酔いの頭と食い過ぎの腹を抱えて階段を上るとバカボンさん、小麦ちゃん、anさんたちと合流。初対面のゆかりさんに「二日酔いです」って「二日酔い」という名前だと思われたんじゃないだろうかと思いつつ参拝すると、宮司さんが奥からささっと寄ってきていきなり御幣を振ってお祓いを。これって普通なんだろうか。何か邪悪なヤツが来たと思われたのかしら。それとも酒くさかった? 怖くて誰にも聞けなかったのだが。

その後のことはまたもやバカボンさんのブログ通りだが、私は翌日阿蘇に行きました。風向きがよくて火口まで行けた。壮大なカルデラ、噴煙もうもうで完全には見えなかったが、エメラルドグリーンの湯だまりも見えた。

幣立イベントでのことはいろいろ書きたいこともあるが、今回は日記ふうに。次回以降、また成り行きまかせの記事の中で触れていく。ひとつだけ、神主の天野さんとの話の中で印象に残ったことを。

魂は円居(まどい)、集(つど)って楽しむためにこの世に生まれた。

そう思わせるものが今回の幣立にもたしかにあったように感じる。

それにしても最終日、ちょっと予定も変わったのだが、家に連絡せずに帰宅すると誰もいない。カミさんに電話すると、「帰って来たんだ? 火口に落ちたのかと思ってた」
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私はただの夢見る酔っぱらい。
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